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2025/01/31

デザインの奥深さを覗く ~グッドデザイン賞受賞レポート~

LearnOがありがたいことに2024年度グッドデザイン賞を受賞いたしました。
グッドデザイン賞はデザインの美しさだけでなく、使いやすさや持続可能性がどう考慮されているかなど、幅広い視点から評価されます。
今回は、グッドデザイン賞の審査基準やその意義について解説するとともに、編集部からみての受賞したポイントをご紹介していきます。
ぜひご一読ください。

1.「グッドデザイン賞」を知る

誰もが耳にしたことのあるグッドデザイン賞。
優れたデザインのもの、洗練されたオシャレなもの、といったイメージがあるかと思います。
街で買い物をしていると、グッドデザイン賞受賞商品であることを示す、いわゆる「Gマーク」がついている商品を目にすることがありますが、 どの辺がグッドデザイン賞なんだろう?と何を審査されているのか疑問に思ったことはありませんか?
今回、きちんと知る良い機会なので少しだけ調べてみました。

グッドデザイン賞とは、”60年以上にわたり「Gマーク」とともに広く親しまれながら、 デザインによって、暮らしや社会をよりよくしていくための活動をしてきた、日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の仕組み。 理想や目的を果たすために築いたものごとすべてを「デザイン」としているそうで、有形無形のあらゆるデザインが応募対象” ということがわかりました。

では、次にどのように審査されるのかという疑問。
「グッドデザイン賞の審査の視点」というのは、
・人間的視点 ・産業的視点 ・社会的視点 ・時間的視点
となっており、この4つの視点についてその是非を問いながら、総合的に判断し、グッドデザイン賞を選定するのだそうです。
(引用元:GOOD DESIGN AWARDより)

使う人に寄り添ったもの、人や社会を豊かにするデザイン、本質的な価値があるかどうかであり、 単に見た目だけではなく次の「創造」へ繋げていくことができる仕組みなのですね。
こんなにも奥深いとはちょっと意外でした。

2.[勝手に読み解く] 編集部から見たポイント

そんな名誉ある賞から評価されとても嬉しく思いますが、具体的にLearnOのどういったところが評価されたのかが気になるところです。

■グッドデザイン賞審査委員による評価コメント

LearnOのデザインは、シンプルさと柔軟性を両立させ、ユーザーに優しい操作体験を提供している。特に、情報の見やすさと導線の分かりやすさに注力したUI/UXは、学習の進行をサポートするだけでなく、管理者の負荷軽減にも寄与している。「和」を基調としたデザインコンセプトは、落ち着いた学びの空間を提供し、利用者が目標に向かって効率的に進めるよう考慮されている。これまでの実績と今後の進化も非常に期待できるものだ。
タグ名の改善によって、知りたい情報をより選択しやすくなりました。
(※UIとは、ユーザーがデバイスとやりとりする方法のことです。具体的にはwebサイトやアプリ等のレイアウトが挙げられます。UXとは、ユーザーが商品やサービスを通じて得られる体験のことです。)

このような評価をいただきました。そこで、編集部の視点から具体的にどのような点が評価されたのか解説していきたいと思います。

ポイント① UIに込められた工夫

LearnOが多くの方々に支持される理由のひとつに、「情報の見やすさ」と「導線の分かりやすさ」があります。効率化を求めていても、受講者が 操作につまずき目的までたどり着けなかったり、どこから始めたらよいかわからないとなっては本末転倒。初めて使う方でも迷子にならないようになっています。
情報を一目で理解でき、視覚的にもわかりやすく効率的に学習を進めることができるというのはとても大事なことですよね。

ポイント② 「和」を連想させる落ち着いた色合い

柔らかいトーンで構成された画面は、背景は目に優しいアイボリーや淡いグレーを採用し、アクセントとして青や緑など自然を連想させる色を使用しています。デザイナーいわく、この配色は日本の伝統色にインスピレーションを得たもので利用者が毎日触れても違和感を覚えないようにしているのだそう。
毎日目にする編集部が例えるなら、”森の中”や”和室”にいるような感覚が一番近いかなと感じます。皆さまはどんな印象を持たれましたか?



ポイント③ 細やかなサポート

LearnOの管理画面上には、ヘルプアイコンが設置してあります。操作方法などでわからないということがあっても、ワンクリックで操作ガイドやFAQにアクセスできる仕組みがあり心強いなと感じます。操作に不安を感じる人でも、すぐに解決策を見つけることができるのは安心できる点ではないでしょうか。

ポイント④ シンプルの中にある新しさ

LearnOの受講画面は、色合いの他にもアイコンやボタンの形状になめらかな曲線を取り入れ柔らかい印象です。メリハリと遊び心で学習進捗を示すグラフやアニメーションは、使うたびに新鮮な発見があり、シンプルだけど学習者が「飽き」を感じず利用し続けられるようになっているのだと思います。それと、ところどころに現れるカタツムリがほのぼのしますよね。(ビジネス感を重視したい場合は非表示にすることも可能です。)

3.学びを支えるデザインをこれからも

見た目だけではなく、その背景にある使いやすさや心地よさを追求したデザインは、本当にシンプルでとても深いと記事を書いて改めて感じました。 きっとそのデザインは自然に私たちの生活に溶け込み、何気ない操作の中で実感できるのだと思います。

”働く人を支えるサービスは、もっと優しく寄り添いたい” そんな思いと、日頃ご利用いただいているお客様のご意見を元に試行錯誤を重ね、現在のUIへと変化してきたLearnO。
「使う人が使いやすい」 「迷子にならない」 「飽きない」
これらを大切にしながら、今後も皆さまの学びをより良いものにするために改善を重ね、使いやすさを追求していきたいです。


<参考サイト一覧>

▼2024年度グッドデザイン賞を受賞しました
eラーニングシステム「LearnO(ラーノ)」が 「2024年度グッドデザイン賞」を受賞(2024年10月16日)
出典:プレスリリース配信サービス ”PR TIMES”

▼グッドデザイン賞ウェブサイトでのLearnO紹介ページ
受賞ギャラリー
出典:GOOD DESIGN AWARD2024

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