Tips1:【受講ログ機能】学習履歴の見える化でやる気アップ
受講者のモチベーション維持には「達成感」が重要です。
LearnOのユーザー画面には、自分の学習履歴が自動で記録・可視化される"受講ログ"機能があります。
▲受講ログページ(ユーザー画面)
受講ログページでは、講座やテストの受講状況、レポートの提出状況などがグラフで表示されるため、自分の学習進捗が一目でわかります。これまでに達成した数や未完了の数もすぐに確認できるので、自分の頑張りが目に見えると、「これだけやってきたんだ!」「もっとがんばろう」という気持ちが湧いてきますよね。
LearnOの受講ログページは、表示するグラフの内容や種類はユーザー自身がカスタマイズできるので、自分の見やすい形で手軽に学習状況をチェックできます。
▲グラフ設定モーダル(ユーザー画面)
管理者(教育担当者)様は、まずこの"受講ログ"機能があることを受講者の皆さんに伝えてみてください。「自分の頑張りが見えるから、ぜひチェックしてみてね!」と一言添えるだけで、受講者の意識は変わるはずです。
またグラフの他にも、ページ下部にはユーザーが受講した講座やテスト、提出したレポート、視聴した動画についての情報が細かく表示されるので、「前回不合格だったテストをもう一回挑戦してみよう!」といった復習などにも活用できる仕組みになっています。
- ■効果的な運用のポイント
- ・受講者に受講ログで自身の学習状況を定期的に確認するよう案内する
- ・受講者との個人面談時などに、受講ログを見ながら一緒に学習状況を振り返る
Tips2:【受講完了設定】より深い理解と定着を図る
ただ「動画を見ておいてください」と発信するだけでは、受講者は内容を理解せずに動画を再生することだけが目的になってしまうかもしれません。
表面的な受講で終わらせずしっかりとした理解と定着を図るには、管理者側の一工夫が必要です。
そこで活用したいのが、管理画面の"受講完了設定"です。
LearnOでは、一つ一つの講座に対して、「どの操作をしたら”受講完了”とするか」を設定できます。
例えば、
- ・動画を最後まで視聴したら受講完了
- ・動画を視聴後、確認テストで合格点を取得したら受講完了
- ・スライドを閲覧した後、レポートを提出して合格評価をもらえたら受講完了
などがあります。
このように、"テスト合格"や"レポート合格"といった理解度の確認や定着をゴールとして設定することで、受講者は「教材の内容を理解すること」を意識するようになります。
▲受講完了設定項目(管理画面)
また"インプット"(スライドの閲覧や動画視聴)と、"アウトプット"(テスト受験やレポート提出)をセットにすることで、学習内容の定着度も格段にアップします。
さらに、コース内の講座を全て受講完了した受講者に向けて"修了証"を発行できる機能を活用すれば、受講者の達成感や満足度はさらに高まるでしょう。
- ■効果的な運用のポイント
- ・明確なゴール設定で表面的な受講ではなく理解を促す
- ・講座はインプットとアウトプットの合わせ技で学習内容の定着化を図る
- ・複数の受講者の完了率を定期的にモニタリングし、合格点や受講完了設定の見直しを行う
Tips3:【コミュニケーション機能】学習意欲と文化を育む
一人で学習を続けていると、ふと孤独を感じることがあります。そんな時、情報交換できたり、つまずいたところを相談できる仲間がいると心強いのではないでしょうか。
LearnOは、社内SNSのように使える"つぶやき機能"や、その講座について意見交換ができる"コメント機能"といったコミュニケーション機能が充実しています。
▲つぶやき機能(ユーザー画面)
▲講座ごとのコメント機能(ユーザー画面)
eラーニングの効果を最大化するためには、こういった機能を活用して、社内に「学びの文化」を育てていくことも重要です。
具体的な活用方法として、- ・管理者から積極的に投稿してみる
ex.「〇〇講座、質問の多い内容をまとめてみました。ご意見お待ちしています!」
「この講座を受けてみて、どんな気づきがありましたか?」など - ・受講者に質問を投げかけてみる
ex.「みなさんはどんなふうに動画を活用していますか?ぜひおしえてください!」 「この部分、私はこう理解しました!みなさんは?」 - ・投稿やコメントには積極的に「いいね!」や返信をする
など、試してみてはいかがでしょうか。
一人が始めることで意外にみんなもリアクションしてくれて、あっという間にコミュニケーションの輪が広がる、なんてこともあるかもしれません。
こうしたコミュニケーションにより、受講者は「こんな考え方もあるのか」といった気づきを得たり、「他の人も頑張っているんだな」と刺激を受けたりすることができます。また講座ごとの"回答募集中Q&A"機能は、受講者同士で教え合ったり情報交換したりといった場になります。
このような動きが広がれば、受講者が一人で学習するよりもモチベーションや理解度が向上するだけでなく、周囲とのつながりも生まれてきます。その結果、組織全体で学習する雰囲気、いわゆる「学びの文化」の育成につながっていくのではないでしょうか。
- ■効果的な運用のポイント
- ・管理者や講師が積極的に投稿し、コミュニケーションの見本を示す
- ・他の受講者に有益な質問や投稿には積極的にフィードバックを行う
まとめ
今回は、eラーニングシステムLearnOを使って受講率をアップさせる3つのTipsをご紹介しました。
- ・受講ログで学習状況を「見える化」し、モチベーションを上げる
- ・受講完了設定で明確なゴールを示し、学びの定着を促す
- ・コミュニケーション機能で「学びの文化」を育む
どのTipsも、LearnOの機能を使えばすぐにでも試せる簡単なものばかりです。
大切なのは、システムをただの「箱」として提供するのではなく、担当者様が少しだけ「仕掛け」を作ってあげること。その少しの工夫で、eラーニングの効果は飛躍的に高まります。
完璧でなくても良いので、まずはできるところから始めてみてはいかがでしょうか。
この記事が、皆様のeラーニング運用のヒントになれば幸いです。


