LearnOの歩き方

2023/07/26

【活用術】受講者を部署やチームで分けたい!組織とグループの使い分け法

eラーニングでユーザーを講座に紐づけたい場合、個々に登録するのは時間がかかってしまいます。
そこで今回はユーザーを管理する際に利用する「組織」と「グループ」の使い分け方法についてご紹介します。
この機能を利用することで、会議やプロジェクト、部署や本社ごとの定例など様々なシーンで活用できます。
組織とグループの使い分けをうまく行うことで、ユーザーの紐づけを一括登録することができるため時間効率化間違いなしです!

組織とグループの違い

1.組織とは

LearnOにおいて、「組織」とは親子関係をもったユーザーの固まりのことをいいます。
組織は、親組織と子組織で分かれます。
親組織は1つの組織に1個ですが、子組織はいくつも作成することが可能です。子組織の下にさらに階層が異なった子組織を作成することも可能です。

一人のユーザーに対し1つの組織のみ紐づけることが可能です。
下図を例にとると、組織に紐づいていないAさんをB支社に登録することは可能ですが、本社に紐づいているBさんをB支社に登録することはできません。

以下の図のように、組織は会社の組織図と同じように作成することができます。

 

2.グループとは

LearnOにおいて、「グループ」とは管理者側で作った任意のユーザーの集まりのことを指します。

ここで組織と異なる点は、複数所属することが可能な点と全く違う階層構造からグループを作成できる点です。
また、グループに階層構造はありません。

以下の図のように研修や会議などに使うことが可能です。

 

組織の活用例

組織とグループの違いについてご紹介しましたが、
ここからは組織の活用例についてご紹介します。

例1.部署ごと

まず会社の組織図と同じ構成で、部署ごとに登録したい場合を例にとりご紹介します。
今回は、子組織が1階層だけの場合です。
経営本部が親組織となり、それに連なる子組織は営業統括本部、開発本部、CS本部、業務管理本部となります。

     

例2.部署の細分化

次に部署をより細かく分ける場合です。
今回は営業統括本部を親組織とし、その子組織が営業部と営業推進部となります。
営業部の子組織は新規顧客と既存顧客で、営業推進部の子組織は財務部とマーケティング部です。

この組織は例1の営業統括本部の子組織として追加することが可能です。

     

例3.拠点ごと

最後に会社の拠点ごとに分けて登録したい場合を例にとり、ご紹介します。

親組織は関東本社であり、東京支社と神奈川支社が子組織となります。
東京支社の子組織は新宿営業所、渋谷営業所、池袋営業所です。
神奈川支社の子組織は横浜営業所、鎌倉営業所です。

     

グループの活用例

先ほどまで組織の活用例についてご紹介しましたが、
ここからはグループの活用例についてご紹介します。

例1.入社年ごと

まずは入社年ごとにグループ分けをする場合です。
この活用方法は年次研修や新人研修などで利用すると便利です。
先述したように、グループでは部署や所属が異なっていても作成することが可能です。

以下の図を参照にすると、新人Aは営業部の新規顧客からきているのに対し、新人Cは営業推進部の財務部からきています。また、新卒採用本部の教育Bは営業統括本部とは違う部署の経営本部からグループに所属しています。

   

例2.役職ごと

次に役職ごとでグループ分けをする場合です。
この活用方法は、経営会議や営業会議などの役職や職種などの会議で利用可能です。

下図を見てみると、組織で営業統括本部に所属している専務取締役、開発本部に所属している専務取締役、経営本部に所属している代表取締役社長が同じグループにいることがわかります。

      

例3.プロジェクトごと

最後にプロジェクトごとにグループ分けをする場合です。
この活用方法は、期間限定メンバーを対象にグループ作成をする際に活用できます。

以下の図を参照すると、新規顧客に所属している新人B、経営本部に所属している代表取締役社長、組織に所属していないデザイナーAがいることがわかります。

      

まとめ

いかかでしたか。
組織とグループは似ているように見えて、全く違った役割を持っています。

組織とグループという機能は、たくさん部署を抱えている企業や毎回多くのプロジェクトを行う企業にとって人員配置の確認や効率化ができるため特におすすめです。

また、今回ご紹介した組織とグループの活用方法以外にも企業に合わせた様々な組織やグループ分けが可能です。
皆さんも組織とグループの機能をうまく活用し、より使いやすいeラーニングにしてみてください!

同じカテゴリの記事