よみもの

2022/08/08

ほかのサイトでは教えてくれない eラーニングのメリット・デメリット

「eラーニング導入の担当者になったけれど、今までの社内研修よりいいのかよく分からない」ということってありますよね。
eラーニングを利用すると、パソコンやスマートフォンなどのモバイル機器を利用して好きな場所で講座を受けられます。便利に見えますが、どんな手法にもデメリットもあります。
導入してから、こんなはずじゃなかった、とならないように、メリットだけではなくデメリットについてもわかりやすく解説します。

eラーニングのメリット

受講者のメリット】

時間や場所を選ばず学習勉強できる

eラーニングの特徴の一つは、時間や場所を選ばずに学習に取り組めることでしょう。スマートフォンでも受講可能なので、通勤中の電車の中や、出勤前に10分ほど時間を作ってなど、細切れの時間を有効活用することが出来るので、忙しい方にも取り組みやすいようです。

自分のペースで学習を勧められる

理解できないところはゆっくりと、また何回も取り組むなど、自分のペースで学習を勧められるのも大きな特徴です。
逆に、あらかじめ理解している内容の講座の場合は、講義自体はさらっと内容を確認する程度とし、理解度チェックのためのテストに進むことも可能です。

自分の進捗状況やテスト結果などのフィードバックが即時に確認できる

 
  成績アップ  

動画講座の場合、残り視聴時間が把握できるeラーニングが多いようです。
また、複数講座を受講する場合、残り講座数や、まだ合格していないテストの数などの進捗状況が把握しやすいように作られています。たとえテストが不合格だったとしても、1回目より2回目の点数が上がるなど、理解度が上がっているのがすぐに確認できると、モチベーションアップにつながります。

 
  

・会場に行くことが出来なくても受講できる

  

育児・介護などで会場に行くことが出来ない受講者もいるでしょう。移動時間を考えるとスケジュール調整が難しくて受講できない場合もありますね。 そんな時、自分の都合に合わせて受講時間を選ぶことができ、自宅でもどこででも受講できるのはとても大きなメリットです。

 
 

管理者のメリット

講師による学習の質の差が生じない

 講師

対面型の研修では、講師によって理解しやすさ、内容の面白さが違うなど差が出る可能性がありますが、eラーニングではそのような心配はなく、いつでも教育の質は均一です。
これは受講者はもちろん、管理者側から見ても嬉しいことで、一度に多くの受講者に同じ質の講義を提供できるのは、大きなメリットと言えるでしょう。

人を一か所に集める必要がない

集合研修の場合、会社によっては全社員を収容できる会議室がなく、レンタル会議室を予約しなければいけないケースもあるでしょう。そうすると、ミーティングルームの予約状況によっても日程調整に影響が出ますし、講師のスケジュール調整も必要になります。

プレゼン

一方eラーニングでは、会場の確保、講師の時間の拘束は不要ですから、講習を企画するハードルがぐっと下がります。
一か所に受講者を集めないので、集合研修と異なり、スクリーンが見えづらい席がないか確認するなどの配慮も不要になります。

コストを削減できる

コストCut

導入方法にもよりますが、eラーニング導入によって初期費用やランニングコストがかかっても、全体的にはコスト削減になる企業が多いようです。
教材の印刷費、交通費、会場レンタル料などの費用負担は決して少なくないからです。

講師の手配が不要

eラーニングでは、講師の手配が必要なくなるので、謝礼などの費用や講師のスケジュール調整は必要なくなります。
代わりにコンテンツを用意しなければいけませんが、必ずコンテンツを新規作成する必要はなく、導入する学習管理システム(LMS)によってはファイル形式などが適合すれば、今まで使用してきた社内研修資料をそのまま使える場合もあります。

講師2

研修資料が全くないという場合、教材作成にコストや手間がかかることも考えられます。その際は、専門業者にコンテンツの作成を依頼することも出来ます。また、どの企業でも利用可能な一般的な内容のコンテンツを提供している企業もあるので、そちらの利用を検討する方法もあります。
自社で用意したコンテンツも、業者に作成依頼したコンテンツも、内容の見直し・更新の必要は出てきますが、入社研修、セキュリティ研修など、内容によっては資料を使い回せるものもあります。
短期間のコストのみではなく、長期間でのコストを考えることをお勧めいたします。

教材を修正(アップデート)しやすい

資料ミス

集合研修では、資料に誤字などのミスが見つかった場合、もう一度印刷しなおしたり、研修中に口頭で説明するという方法、後日修正した資料をメールで参加者に送付する方法が考えられます。
しかし、eラーニングでは、資料を修正したい場合、修正済みの資料をシステムにアップしなおすだけで受講者全員に新しい資料を提供することができるので、修正や展開を即座に行うことが出来ます。

受講者の学習履歴や進捗状況を一括管理できる

学習の進捗状況や習熟度の見える化は、学習に取り組むモチベーションが高まるなど、受講者側のメリットもありますが、成績を管理する管理側にもメリットがあります。
未受講者も即時に確認できますし、受講を促すメールなどの連絡もシステムから行うことが出来る場合も多く、集計作業も不要になるので社員の学習管理の負担が大幅に軽減されます。

eラーニングのデメリット

受講者のデメリット

インターネット環境が必要

eラーニングは、パソコンやスマートフォン/タブレットなどのモバイル機器をインターネットに接続して学習するものなので、インターネット環境がないと学習できません。
国内のスマートフォンの普及率は非常に高いようなのでパソコンがなくても対応可能ですが、社員がインターネットを使える状況にあるかどうか、あらかじめ調査が必要かもしれません。

ネットワーク

モチベーションの維持が難しい

モチベーション

自分で勉強する時間を決められるのは、メリットでもありますが、決められた場所で受講する対面型の講義と違い、自分で時間を工面する必要があり、ついつい後回しになってしまう方も少なくないようです。
また受講場所も、自宅で受講する場合は家族が居て集中できないなど、効率も悪くなる場合もあり、受講者のモチベーションが低下してしまうこともあるようです。

講師への質問に時間がかかる

対面式の講義と異なり、講師への質問がメールや学習管理システム(LMS)を介したチャット形式になるなど、文章で伝える必要があり、時間も要するため、質問しづらいと感じる受講者もいるようです。

質問

管理者のデメリット

学習管理システム(LMS)の費用・探す手間がかかる

選択

学習管理システム(LMS)には導入費用がかかります。
LMSを提供する企業はたくさんありますが、機能が少し違ったり、料金体系が異なるなど、自分の会社に合うサービスを選ぶ必要があります。

例えば、申し込みが最低200名から、1万円~で利用できる料金体系のLMSの場合、
50名分のアカウントを5千円で利用できるシステムより一人当たりのコストは安くなりますが、社員が40名の企業様がご利用されるとしたらコストは高くなりますね。
このように、LMS利用料は、提供する企業によって異なるので、ご自分の会社に合ったサービスを選ぶことをお勧めします。
検討するために、複数のLMSを調査したり、体験する手間も少なくなありません。
しかし、ここはしっかりと取り組むことをお勧めします。

eラーニング用の教材が必要になる

eラーニングでは、講師の手配は必要なくなりますので謝礼などの費用は不要になりますが、教育用の教材(動画や資料)の用意は必要になるため、別に費用が掛かります。
ただし、必ずコンテンツを新規作成する必要はなく、導入する学習管理システム(LMS)によ
ってはファイル形式などが適合すれば、今まで使用してきた社内研修資料をそのまま使える場合もあります。 研修資料が全くないという場合、教材作成にコストや手間がかかることも考えられます。その際は、専門業者にコンテンツの作成を依頼することも出来ます。また、どの企業でも利用可能な一般的な内容のコンテンツを提供している企業もあるので、そちらの利用を検討する方法もあります。
自社で用意したコンテンツも、業者に作成依頼したコンテンツも、内容の見直し・更新の必要は出てきますが、入社研修、セキュリティ研修など、内容によっては資料を何度も使い回せるものもあります。
短期間のコストのみではなく、長期間での費用を考えるとよいでしょう。

体験学習/実技には向かない

農業研修

ここまでは集合研修と比較できる項目を取り上げてきましたが、実習・実験など実技を伴う研修にはeラーニングは取って代わる事は難しいです。
実際に技術が身につくか、また身についたか確認できるのは、やはり実践・実技テストになるのではないでしょうか。

それでも、eラーニングにて動画や文章でノウハウを伝える、また文章形式でのテストも可能です。 ご自分の会社の研修内容に合わせて、eラーニングの導入が可能か検討してください。

受講者の顔が見えない(受講者と管理者の交流が図りづらい)

対面での研修と異なり、すぐに質問できないというデメリットがあります。
受講中の質問や雑談によって、講師が用意した研修内容以外にも学習できるのは、残念ながらeラーニングではできないことの一つです。

受講者のモチベーションの維持が難しい

eラーニングは一人で自由に取り組める反面、意識して取り組まないといつまでも修了できない、期限がある場合は期限切れで未受講扱いになってしまう、という可能性もあります。

おしゃべり

取り組む工夫は受講者次第なのですが、勉強仲間がいるとモチベーションが上がるようです。そこで知ってほしいのが、受講者同士のチャット機能や質問投稿機能のあるeラーニングがあることです。
主催者側(講師などの管理者)へではなく、受講者同士のチャット機能は情報交換にも役立ちますし、励まし合うことでモチベーションアップにつながります。社内の交流に役立つ可能性もありますし、受講者同士のチャット機能の有無も、学習管理システム選びの一つの視点として考えるのもいいですね。

ここまでご紹介した内容を表にまとめました。ぜひ参考にしてくださいね。

■受講者側の視点でみたメリット/デメリット

学習者側メリット


■管理者側の視点でみたメリット/デメリット

管理者側メリット表

自分の会社に合うeラーニングを見つけよう!

いかがでしたか?
メリット・デメリットを知って、eラーニングを導入するイメージはできましたか。

大まかにeラーニングのイメージが出来たら、各社の無料体験を使ってみてはいかがでしょうか。
実際に操作してみると、便利さを体験できる場合もあれば、逆に使いづらいと感じることも出てくるでしょう。本格的にeラーニングを導入する前に、無料体験を活用して、ぜひご自分の会社に合ったシステムを見つけてください。
そして、ぜひ私たちMogicが提供しているサービス LearnO の無料トライアルもお試しいただけると嬉しいです。

eラーニングは日々進化中です。
今は付加されていない機能が、これから追加されることもあるでしょう。
貴社に合わない研修方法という結論が出た場合も、数か月後にはメリットが増えている可能性もありますよ。

今回は、eラーニングのメリット・デメリットについてお答えしました。

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